復刻版:わかるまでカルマ(デリー編)
『わかるまでカルマ』
インド滞在中、カルマについて深く深く体験させられ、考えさせられ続けた私の中に
ある日、ポンッと生まれた
『わかるまでカルマ』という、このだじゃれの様な言葉は私の大切な宝物です。
おバカな自分が積み重ねてきたカルマのお陰で、
頭打って、痛い目見て
自分を理解して行くたびに、
この謎だらけの世界、そして宇宙(神)への理解が深まっていく。
悟りを開かれた賢者の皆様が残してくれた導きの言葉によって、
小さき私が、一つ、一つ、
気づきを得るたびに、身に沁みてくる『わかるまでカルマ』
1歩づつしか進めない。人生は長い旅。
ありがたいです。インド。
便利な物質文明が発達しすぎて、偽りの豊かさの中で
大切な何かを失い、気づく力も奪われたようになっていた
日本育ちのおバカな私にとって、沢山の神様と厚い信仰とむき出しの生命のあるがままのインドで
学ばさせていただいたものは、旅が終わってからも私の中で成長し続けています。
『わかるまでカルマ』はインドの神様が私にくれた宝の言葉。
シンプルで笑えるしね!
で、
「早くヒマラヤへ行くのじゃ。。。」なんてお告げもないまま、
行き当たりばったりの私は、クッソ暑いニューデリーを彷徨いながら
インド貧乏旅行の数々の洗礼を受けていました。
洗礼って!どんなスピな事かしらぁ?ってあなた、現実ですよ、現実。
しかもマハラジャの旅ではないのですよ。
インド人さんに、ぼったくられる。騙される。
安宿でダニにくわれる(ナンキン虫でなくてよかったよ)
乞食さんに囲まれる
カレーとはこんなに辛いものかと泣く(口どころか鼻と目と耳からも火噴いたよ
)
牛さんに足を踏まれる
さらに酷い事に、牛のしっぽの先端(牛糞その他ゴミまみれの)で顔を叩かれる。しかも牛、わざと。
下痢に怯えながら水を飲む(しかし、不思議な位食あたりにならず)
チャイ旨い!ラッシー旨い!
トイレットペーパーなどあるはずもない阿鼻叫喚のトイレで半泣きで、左手(不浄とされる)で水による後始末を開始(これぞ洗礼)
(これインドトイレの正しい作法。慣れてくると気持ちいい~。紙使うのってホント、反エコロジー。インドの一般的なトイレには水瓶があって、そこからジョグと呼ぶカップの様なもので適量水を汲んで使わせていただくのですが、私このジョグが異様に気に入ってしまい自分用のお土産に買った。しかも帰国後自宅のトイレに水を入れたジョグをマジ置き&使用してました。家族から白い目で見られましたわ。)
余談ですが、トイレ話は一冊の本にしたい位ネタが豊富で、当時のMy日記(スッゲエこまめにつけてて)に
「今日のビックリトイレ」というコーナー(自分しか読まないが)を作っていた程(しかも丁寧にイラスト付き)。。
ま、そんなこんなの首都はニューデリー。
見所いっぱいあるだろうに、
どこに行くにも移動手段(人力からエンジンまで)の度に
100倍ふっかけ価格からの値段交渉、(この時点でエクスペンシブという英単語習得)
40度近い暑さの中、徒歩(リッチじゃないので)移動の度に死にかけ。。。(しかも帽子なし。あ、私全編帽子なしなんですよ~)
で、取りあえずインドと言えばインド建国の父ガンジー。
ガンジー博物館を拝まずしては始まらんと行ってみたり。
まあ、きっと感動して泣いて来られたんでしょうね。。なんて思ってくださった貴方。。
渡航前にインド勉強の為、映画「ガンジー」を見た程度の恥ずかしながらのワタクシでございます。
何が印象に残ったかというと、博物館出ると道ばたに犬の死体が!!
「ああ!わんちゃんが。。」と駆け寄り、ノミだらけの犬をよく見ると、寝てる。。。
だって、死体みたいに寝てるんですよ。
(気づくとインドの至る所犬が道ばたで倒れてて)
で、犬で頭がいっぱいになり、ガンジー様愛用の『糸車』しか脳裏に残ってない有様です。
ああ、またバカをさらしてしまいました。
くだらんことを書いてしまった。
ので、ちゃんとした事も書きたい。
その『糸車』は、イギリスの搾取の植民地支配の巨大なダークフォースに、
「わたしたちが犠牲になることなく、システムを変えるただ一つの方法は、悪魔が張り巡らした蜘蛛の巣の罠のひとつひとつに対し、力強く「NO」と声をあげることである。」
とおっしゃったマハトマガンジーの「NO」と非暴力の象徴です。
巨大悪に非暴力で立ち向かわれ続けた力強さと、人間本来の清らかさそのものにシンプルで美しかったです。
やはり、歴史を知る事はとても大切です。
今の日本の在り方にも同じ事が当てはまると思います。真剣。
それで~~!!
英語力のままならない私は、旅は道連れをいい事に英語ができる日本人旅行者のS君(すっげえイケメン
)にくっついて(残念ながら恋の予感なし。相手にされず
)、あの世界遺産「タジマハール」やアグラー城を観光。
白い大理石のお城(お妃のお墓ですが)の中は、カーネリアンやインド翡翠が至る所に唐草&花模様(何仕様とか学術的表現分からず)に埋め込まれておりました。それはそれは美しかったです。外見もすごいが中も素晴らしかったです。
バスツアーでインドの広々とした大平原を見て、涙。
インド~~~~~広い~~~~~美しい~~~~~
喜んでずっと窓から顔出してたから、
鼻くそがすごいことに!(書かなくていいよ)
いや、土ぼこりがすごいのよ。顔なんて赤土で真っ赤なのよ。
皆さんもインド旅行の際には是非この大鼻くそ体験を!(びっくりよ
)
もなりさんて、こんな下品でオバカな人だとは!もうこんな人から石を買うのは止めますわ!と、思われるかもしれないという恐怖を感じつつ、リスク覚悟で書いています。(書かなくていいよ)
次回はようやっと、神秘の風が。。。。
インドの神様のお住まい、ヒンドゥテンプルに行ってきました。
お楽しみに~