復刻版:スピの落とし穴/欲望のダンス
クリスタルトライブの皆様、こんにちは
久しぶりのスピ系の話ですので、ご興味のない方はスルッとスルーして下さいね
長いですし、おすし🍣
わしもクリスタルヒーリングをやらさせていただいてますが、ヒーリングやセラピーなどなどスピ業界の横の繋がりが希薄です。
わしの癒し仲間と言えば、以前にブログで書いたOriちゃんをはじめ、お金儲けにほとんど興味のない、もしくは上手でない「癒し人」さんがほとんどで。気の利いたHPもなく、ブログもマイペースであったり、なんなら店舗もサロンもないような人ばかりです。
ちなみに、この度はじめて明かしますが、私は靈氣を随分前に学んでおりまして、その先生も山奥でひっそりと暮らしています。
世の中には、いわゆるホンモノと呼びたくなるような人たちがちゃんといて、大概ひっそりやってて表舞台に出てきません。
ま、そういう方々と気が合うのでそうならざるを得ないのですが
楽なんでね。
なので、昨今ますますお盛んなスピリチャル業界のことをあまり知りません。
時々、「もなりさん、ご存知ですか?〇〇を?」と聞かれても
⁇
でございまして、教えてもらう方が多かったりします。
で、どうして久しぶりに「スピの落とし穴」を書きたくなったかというと…
芸能人化しているスピ系先生が増えてるのを知ってしまったから
スタイリスト付けて、スタジオでプロカメラマンに撮影してもらったブロマイド調のプロフィール写真をよく見かけるようになって、ややイタイなとか。
一体何がやりたいのだろう?と首を傾げるスピリチャルを謳った集まりが増えたなとか。
ひと昔前は、ああ教祖になりたいのねーって思うようなプチ教祖ブームがありましたが。
華やかなイメージ=成功している人=エライセンセが跳梁跋扈してる気がして書いています。
それって、癒すとか自己啓発とか真理の探究とかには全く必要のないことではないでしょうか。
はっきり言うと、スピリチャル全般が激しくビジネス化してるってことで。
外側だけが暴走中、中身無し。
いいんだよ、ビジネス、大切です。私も石屋がビジネス(仕事)です。
でもね、自己表現と自己宣伝は違うよ。
いやでも醸されて来るオーラと、演出された雰囲気は、子供でもいや子供の方がよくわかるよ。
力入れるとこそこじゃないでしょ?
なんか自分に酔ってませんかね?
見てる方が恥ずかしいですぞー!素敵な人も稀にいますが汗
でもそういうお先生方を盛り上げて、そうさせているのは他でもないその人を支持をしている側の人たちなんだよ。
前にも書いたけど、力があって人気が出てきてセンセ
センセ
と言われているうちに、スピリチャルエゴが肥大化して、気がつけば先生と支持者ごっちゃになって
底抜け脱線ゲーム(古いですなー汗)
輪になって妙なダンスをしているようにしか見えません。
癒されて、新しい世界観を身につけて、自分もそんな人になりたい、他の人にも教えたいって気持ちわかります。素晴らしいことだよ!
ヒーラー、セラピスト、チャネラー、占い師、成れるものならなりたいでしょう。
でも大切なのは、なにかに成るのではなく、自分であることであって。
職業ではない。
癒すって、目覚めるって願望が叶うことじゃない。
自分のアンバランスに気づき、なぜ人生が上手くいかないのかを、自分が何者であるかを知って、自分を制限しているあらゆる束縛から自由になっていくことなんだよ。
元々の本来の自分に還って行くこと。それを解放と言ってもいい。
そうしてはじめて人は生きている喜びや意味を知り、心も体も健康で豊かで、失敗しても笑いながら受け入れて、幸せな日々を送れるようになるのではないかな。
憧れの人物像に自己投影しているのは自己実現ではない。
あなたにはあなたの良さや喜びがある。
それを自ら引き出していく力を取り戻す手伝いをするのがヒーラーやなんやの人の仕事であって。
あなたも私のように成れるわよ
ではない。
欲があると、それにまんまと引っかかってしまう。
欲が欲に共鳴して広がりはじめる。
ああなりたいこうなりたいでなく自分に戻ればいいだけなのに。
戻る場所(自分)を忘れるくらい遠くに行ってしまっていたら、ドアを叩けばいい。鍵はあなたが持っているから、ドアの近くまで連れて行ってくれる人を見つけるといい。
間違ったドアだったら、開かないから、また一生懸命探せばいい。
そうしているうちに必ず見つかる。
人の欲望の数だけ、偽物のドアがある。
ひどいスクールや先生に捕まったら、それは自己責任。授業料も高くついてトーゼン。
あなたが真っ直ぐなハートで求めたら、ドアの向こうに辿りついている。
その時はあなたに必要のなかったものが全て落ちている。
一つ面白い話を思い出しました。
仲の良いクリスタルトライブさんでシックスセンスが豊かな方の体験談なのですが。
とある人気のチャネラーさんのチャネリング講座を受講したのだそうです。
彼女は後にも先にもそういった催しに参加するのは生まれて初めてで、ドキドキワクワクでした。
ほんとうにわかるようになるのだろうか?高次の存在やハイヤーセルフと繋がって、人のためになる様に潜在能力を開花させられるのだろうか?
伺った詳細は忘れましたが、会場にはたくさんのチャネラー脂肪いや志望の方々がいらっしゃったと。
先生の講習の後、相手の方の守護霊に質問の応えを聞くというような実践を二人一組で練習してみましょうと。
私が感銘を受けたのは、その彼女の感想です。
「皆さん、知りたいことがあまりにも個人的なことで…そういったお悩みならばなにも霊界にまで問わずとも、家族や友人にご相談すれば良いことなのではないでしょうか」
実際、彼女は然るべき場所で訓練すれば直ぐにでもチャネリングできるくらいそういった能力の高い方なのです。
「私はそこにいるとなんだか怖くて。こういったことは(霊界と通信するような)この様な形や目的でするべきことではないのではないかとずっと感じていました」
うんうん、うんうん(;ω;)Aさん、心きれいだもんね。純粋過ぎて蒸発しそうな人だもんね。真面目だしね、欲ないしね。
で、Aさんはご自分の守護霊になにを聞きたかったの?と尋ねますと、
「私が地球のお役に立てる為に出来ることはなんでしょうか?です」
と、照れマックスで教えてくれました。
でも、会場では
そんなこと聞いちゃう?
みたいな冷ややかな反応だったようで。なぜに?
Aさんは、もう二度とこんなことは学びに来るまいと思ったそうです。
しかも、その講習会でチャネリングという大技が出来るようになるとは感じられなかったそうです。
相当浮いてただろうなー、Aさん。
私の大好きなヒーラーさんもいつも言ってる。
「私たちが忙しかったらいかんのよ。」
でも世界は上手く回っていて、各人の力量に応じて出会いがあり別れがある。
賢者もいれば愚者もいる。
不細工なダンスを踊りたくないよね。
一人でも美しいダンスを踊れるよ。
あなた自身を踊っていれば、必ず仲間がやって来るもの。
同じ波動が呼応する。
この世界は光も闇もある終わらないダンスだ。