高知の城下へ来てみいやあ~♬
クリスタル・トライブの皆様こんにちは~
本日も大雨、いつになったら南国土佐のギンギラ太陽が拝めるのかしら~
ということで、よさこい節からはじめてみました。
よっちょれよ~
先日、とっても面白いお客様がご来店
写真左端、BALIのお土産Tシャツを着ておられますが、
チベット人のその名も「ISHI」さんです。
ISHIさんはチベット密教のご本尊仏像に埋め込む為の宝珠の一つ、
珊瑚を求めてはるばる高知まで来られました。
このようなご本尊の宝冠には、6種類の宝石を埋め込み、開眼するのだそうです。
お写真を拝見しましたが相当に大きなご本尊で、使用したい珊瑚の大きさは直径が10cm位は必要との事。
いろいろな色や種類のある珊瑚ですが、世界でも最高峰と言われているのがなんと、ここ南国高知の土佐珊瑚なのです。
別名「血赤珊瑚」と呼ばれる、真っ赤な珊瑚は大変大変に高価で貴重な海の宝石です。
世界でも土佐沖でしか取れないのだそうです。
もなりは知ってましたが、あまりに高価な為高知市の珊瑚屋さんでしか見たことしかありません。
血赤珊瑚のブレスを作ってみたいと思いつつも出来ないのには高価過ぎるのでありまし。
ISHIさんは土佐珊瑚の情報を知り、
単身はっきり言って行き当たりばったりなノリでなんのコネクションもなく、
初来日初高知という大胆な行動力で珊瑚を求めてやってきたのでした。
ある意味凄すぎ
高知の商店街には観光客様用の珊瑚屋さんが何店かありますが、とてもとてもこんな偉大なミッションを背負ったチベット人さんのニーズを満たす事は不可能だったようで、どこでどう聞いたのかドゥニクリスタルに辿り着いた模様。
イシさんイシ屋に到着
しかも、ISHIさん英語のみ。
珊瑚屋さんでは英語の出来る方がいなかったそうです。
ミッションインポシブル~
うちの旦那さんが詳しく話を聞いてみて、それでは!ってことで、どこかミッションに応えられそうな珊瑚店はないかと検索して一軒ヒットしました。
そこで、チベットとのこれまでのご縁を思いましても、何としても力になりたいな~と
翌日私達の車でその珊瑚工房までご一緒することに。
で、結局。
残念な事にそちらにもミッションに応えられる様な珊瑚はなく、あったとしても天地がひっくり返る様なお値段との事。。
ちなみ、
その工房にありました珊瑚さん達は立派な工芸品で「4700万」、血赤珊瑚のリング等はウン百万円の世界です。
珊瑚の世界ではプロフェッショナルの素敵な社長さんが、とても丁寧に詳しく珊瑚事情を教えて下さいました。
驚く程、親切な社長さんでした。
私達は石屋ですが、お蔭さまで珊瑚の事も大変お勉強になりました。
聞けば、モンゴルやチベット等いろんな所から仏像に埋める珊瑚を求めてお坊さん等が来られるそうです。
しかし、現在血赤珊瑚はほとんど採れない状態で、ましてかなり大きな珠となると、無いに等しいとの事でした。
突然飛び込んできたチベット人ISHIさんのお蔭で、短い時間ではあったけれど楽しい冒険と勉強ができました。
ふと、観音菩薩様の手の平に居る様な、ありがたい念いに包まれました。
オムマニペメフム
ISHIさんのミッションが成就します様に。。。。
ハーキャロー!!
(チベット語で神々に栄光あれ!)