そんな中、先日カカオセレモニーに参加しました。
カカオセレモニーとは、カカオのドリンクを飲みながら瞑想や音楽、ダンスを行う儀式で、マインドフルネスワークの一種です。古代マヤやアステカの文化にルーツを持ち、心を開いたり、不安や恐れを解放したりする効果が期待できます
ピースフルな雰囲気の中、シャーマンの誘導によってカカオの精霊と繋がっていきます。
効果は人それぞれ違いますが終始ハッピーなバイブレーションに包まれています。
私はある種の軽い変性意識状態に入りました。
いわゆるヒプノセラピーのような誘導瞑想なのですが、過去に降りていくのではなく、どちらかと言えば近い未来やハートのヴィジョンを一瞥してくる感じです。
参加者数名と円になって座り、特性のカカオドリンクを愛と感謝を持って飲み干します。
よくシェイクされていてどろりとしています。お砂糖の入っていない濃いめのココアのようでもありますが、苦くもなく美味しくいただきました。
飲み終えると体の芯からリラック状態に包まれて、うっとりしているとシャーマンの優しい声が私たちを誘導していきます。
心象に現れたドアを開けると、美しい森と山が現れました(これは私個人の体験です。皆違います)
その山をしばらく登っていると私のハートには大好きな家族(RUMIちゃん含む)とドゥニクリスタルでの幸せな日々が現れました。
私自身でも気が付かなかった私のハート最深部から『クリスタルを愛している』想いが溢れて来ました。
それに気づいた私のマインドは「私の水晶を持ってくればよかった。どの水晶かな?あの子かな?あのヒマラヤ水晶かな?」と頭の中で探しはじめました。
すると、『カカオの精霊』がサッとその思考に入り込んできて消去しました。
カカオの精霊と水晶の精霊が手を繋いで現れて
『何をさがしているのですか?』と尋ねます。
私は「わたしの水晶を探しています。」と答えると、
水晶の精霊が
『私達にいったいどんな形状を期待しているの?』 と聞かれました。
私はこれまで私とともに生きてきたメインクリスタルちゃんや、いつかは持ってみたいと想像している大きなシングルポイントやレコードキーパーやダウなどの個性的な水晶を思い浮かべてみました。
水晶の精霊は、「わたしたちに形はないのよ。」と言って透明な液状の存在、リキッド・クリスタルであることを感じさせてくれました。
私はとても驚くと同時に、理解しました。それは言葉に出来ないけれど、わかったのです。
『どんな形なら嬉しいの?私達はどんな形状にもなれるのです。しかしこれは知ってください。本来わたし達は形を持たない存在なのです。しかしこの物資界で顕現するにあたり、地球の法則に従ってある一定の形を取らねばなりません。わかりますか?』
「はい、わかります。」
『私達は火・水・土・大気の4大元素で出来ています。この元素は皆光と無へと還元されます。元々在ったのは光と無だからです。
水も大気も透明です。透明とは無の姿にほかなりません。』
『火も透明です。熱そのものが見えないように、突き詰めていくと光でありその光は透明です。』
『地球は地の球と書くように、地です。
岩石や岩盤、地層、いずれも透明からは程遠い存在でありますが、その「地」の物質が究極に純化され結晶したものが水晶なのです。だから水晶は透明だし、透明だからこそ地を代表する存在なのです。』
私はゆるゆるのゼリー状のような透明な液体の中に浮かんでいました。
これが形を取る前のリキッド・クリスタルのようです。
『あなた達人間も同じ。地上で肉体を取ってはじめて個となるのです。そしてはじめて前後左右という認識が生まれ、対象物が現れ、固定された個体として「中心(我)」を持つのです。
あなたがその肉体を離れた瞬間、あなたがあなたと認識しているその意識はどこへ行くのでしょう?
感じますか?あなたの意識は大海に消え去る一滴の水のように大いなる存在と一つであることに還っていくのです。
私達水晶は光、水、風(大気)が固定化した状態なのです。』
私はしばらくリキッドクリスタルの恩寵の中に浸っていました。
しかしそれはあまりに広大無辺で掴みどころはなく、恐怖も悲しみもないけれど形を取らないとこのまま私の意識さえ「無」に消え去ってしまいそうです。
優しいカカオの精霊が『あなたの水晶を出しましょう』と優しく語りかけてくれました。
目を閉じている私の目前には、私の身長ほどの大きな水晶が天と地を指して現れました。
ただただ透明で真っ直ぐな水晶です。
上下の先端はしっかりとファセットになっていて、この大きな水晶はダブルターミネイトとだと認識します。
私の目前で宙に浮いていた大きなダブルターミネイトの水晶は、す〜っと私の中に入ってきました。
(あの、幽霊が壁を通り抜けるみたいな感じ)
そして私と水晶は一つになって、私か水晶かわからなくなりそうでした。
『私は固定された光。私は固定された水。私は固定された空気。私(地球)は水晶の惑星』
〜つづく〜
