復刻版:わかるまでカルマ(いきなりヒマラヤ編)

ガンジス側に面した素敵なヴィシュヌゲストハウスで(といっても安宿だが)、最高のロケーションのテラスから川やガートを眺めながら、至福のひととき。。。

旅は素晴らしい。死ぬ気で出てきてホントよかった。。(皆様も是非)

インドのバックパッカー(いわゆる貧乏旅行者)さん達は、なんていうのか節約(いかに金を使わずインドを長く旅出来るか)という事に情熱をかけている輩(主に男子)が多く、泊まるとこも移動も飯も、安ければ安い程エラい!みたいに競い合ってる様な所があって、いろいろと勉強になりました。

私は美しい可憐な乙女なのに、予算が厳しいせいと持ち前の土佐犬の様なわけのわからなさから、彼らのグループに仕分けられて行きました。。。

リッチだったらね、私だってそりゃマハラジャの旅がしたいですよう。

でも、なんかそんなのって面白くないのよね。

日焼け止めも化粧水すらもナシの毎日スッピンで。。

ビバ!貧乏旅行~~(もなりさん、ワイルドなんですよ~見た目と違って。おほほほほほほほ)

そんな中、火葬場に連れて行ってくれたコリアンボーイは半端ない程節約してて、日本ボーイ達も脱帽ものでした。

で、私の英語力の凄まじさに驚愕した彼は、「そんな英語力でインドを旅するなんて心配だ」と日韓英の英語辞典をくれました。

それって。。。。私ってよっぽどできないってこと?

ま、私の持って行ったものと言えばぺらんぺらんの「旅の英会話初心者編」で、これがまた役に立たないのなんので。

基本、辞書なんですね(重いから止めたんだけど)。

今は翻訳機なんてあるからね~。でも英語のできる人はいつも辞書引いてました。

行き当たりばったりの私は特に予定もなかったので、このコリアン君といきなりネパールに行く事に(あ、恋の予感はなしですよ~タイプじゃないもん)旅は道連れってやつです。

インドに来たばかりなのに、もう出国。お隣のネパールはポカラへ。。。

地獄のオンボロローカルバスでの移動の為、(まともに行けばツーリストバスがあるのよ)それは悲惨な旅でした。車中ニワトリもヤギも一緒。炎天下バス故障で立ち往生4時間。ガタガタ揺れ揺れ~~椅子壊れてるし。。ぶつかるとあちこち痛いし。8時間の予定が14時間。。。

ポカラについたら真夜中。電気ないから真っ暗。人生初の疲労困憊と脱水症状で号泣。。。

ここで、忍耐力育まれました。

朝、目覚めて外へ出ると

ポカラはそれはそれは美しい所。こんな(是非クリックして拡大画像で)

初めて見た。ヒマラヤ。。。

すごい!すごいのよおお~~!!

何もかもが澄み切っているのよおお~~~!!

ヒマラヤは、サンスクリット語で「雪の住みか」という意味。パキスタン・インド・チベット・ネパール・ブータンにおよぶ全長2400kmもある巨大山脈。

ドゥニクリスタルのヒマラヤ水晶は主にインドヒマラヤ産です。ちなみに私と旦那様が出会ったのもインドヒマラヤです。

景色を眺めているだけで幸せなのに、幸か不幸かコリアンボーイ君の提案でトレッキングをする事に!!

恥ずかしながらワタクシ(またかよ)、その時までトレッキングという単語すら知らないシティ・ガールで(高知なのに?)、

体育会系でもなんでもない、運動と言えば踊りとバイクのツーリング位の体力しかなくて。。。

しかも、山登りすら小学校の遠足以来ろくすっぽしてないテイタラクで(書いてて情けなくなってきた)

ようするに、トレッキングなんて考えてもなかったよーな精神力と体力でしたの!

ポカラで仲良くなった、英語の得意な日本人女性(化粧と日焼けどめ有り)とカナダ人バックパッカーとコリアンボーイと私の4人は、

折角ポカラにきたからトレッキングをしようと計画。(まさか2000m超えをするなんて知らない私は山登り程度に思ってた)

折よくトレッキングのプロのイタリア人のおじさまが同行してくれることになって、計画は進行。。。

ポカラの町にはそんなトレッカーの為に、レンタル屋さんがいっぱい。テントやら防寒服、雨具などがずらずら。。

私は生まれて初めてトレッキングシューズをレンタルしました(水虫がうつらないかと心配でした)

そんなこんなで、外国に来てまだ2週間もたってないのに、超ドシロートなのに、いきなりヒマラヤはアンナプルナ内院目指して怒濤のトレッキング。

拝むぜ!マチャプチャレ~~~

(マチャプチャレとはアンナプルナ山系にある聖山。2個の頂上があり魚のしっぽに見える事からネパール語で「魚の尾」の意味。シヴァ神に関連する神聖な山として崇拝されており、登山は禁止されているのよ~)