天河大辨財天社メディスンドラムワークショップに参加してきました

クリスタルトライブの皆様、こんにちは。

タイトルにもありますように先月、奈良県の天河村の天河大辨財天社(天河神社)において開催された、
鹿皮を使ってメディスンドラムを作るワークショップに参加してきました。

現在日本全国で害獣として駆除され続けている日本鹿の数は、年々増え続けています。
(奈良県だけで毎年、1年間で7000頭が駆除という名目で尊い生命が失われています。)

天敵である狼を駆除してしまった私達人間のために生態系の頂点に立ってしまった鹿は、森林の植生をも破壊し、里山までも荒らし、個体調整という名目で害獣駆除される運命となりました。

天河大辨財天社の現名誉宮司である柿坂大宮司の計らいにより、鹿の御霊を供養するために始まった天河メディスンドラムワークショップ。(太文字は部分は岡野様より)

世界的音楽家である岡野弘幹さんと奥様の岡野純子さん、

https://hirokiokano.com/ 
(岡野弘幹さんのHPです。素晴らしい音楽もたくさん!瞑想にも最適です。是非御覧ください)

ネイティブインディアンのドラムマスターであるギエモ・マルティネス氏、鹿皮を幾多の困難を超えてご提供くださる西本様、他たくさんの皆様のご尽力の御蔭で、今年4回目のワークショップが開催されました。

岡野弘幹さんの奥様である純子さんは、25年前にインドで出会ってそれきり会うことはなかったのですが、SNSで繋がっていました。
2016年に第1回メディスンドラムワークショップが開催するとき、いても立ってもいられなくなった私は久しぶりに純子さんと電話で話しました。
その時の彼女から伝わってくる情熱は私の魂を揺さぶりました。当時は残念ながら参加することは出来ませんでしたが、それからずーっと私の中ではいつかこの「生命の為の尊い神事」に参加できることを願っていました。

6年ぶりに念願が叶い参加が決まってからは、
禊なような不思議な毎日でした(結構修行(-_-;)


それもそのはず!開催地は長年憧れ続けた天河大辨財天社


スピリチュアルの世界でも強力なパワースポットとして有名な天河大辨財天社は、
巷で「呼ばれた人しか行けない」などと言われており、一度も言ったことがない私は
「まだ呼ばれていないのか。。」と寂しい思いをしていました。

https://www.tenkawa-jinja.or.jp/

辨財天=弁財天で、天河神社は日本三大弁財天の一宮です。
弁財天はサンスクリット語でサラスバティ。水と音楽と芸能、学問の神様です。


この大聖地しかも神社境内の中で作成し、最終日は昇殿参拝、護摩法要という
誠に有り難く、奇跡そのもののワークショップなのです。
主催の岡野様も仰ってますが、この3日間は「御神事」そのものでありました。

出来上がったばかりのメディスンドラム達。一つ一つが鹿さんたちの尊い命です。
みんな生きて吉野の山を駆け回っていた尊い生命です。
これはもなりの鹿さんドラムです。雌の大きな鹿さんです。私と似てる気がします♡

ワークショップはネイティブインディアンのドラムマスター、ギエモ氏によるセレモニーから始まります。

サークルになって東西南北天地に感謝の祈りを捧げます。
一人一人に鹿皮が手渡されます。
真剣な面持ちのギエモ氏、岡野様ご夫妻。
ここでは書ききれないご苦労がありながらも、「里山を守る会」を主催されている西本様自らが手作業で鞣された『魂・愛』の籠もった鹿皮です。

まだ濡れたままの鹿皮を、このドラムのために特別にご用意された吉野桧の枠に張っていきます。
ギエモ氏と岡野さんが講師として手取り足取り忍耐強く優しく教えて下さいます。
一日目にドラムを仕上げるので体力勝負でした(滝汗)
最後の仕上げ。感謝と疲労で放心状態(無の境地)のワタクシ。
2日目の夜は素晴らしいコンサートでした。
インディアンフルートとドラムの音色に涙し、皆で踊りました。
岡野さんもギエモ氏も世界で活躍するプロのミュージシャン。
若手アーティストの3人も参加して、地球の御神事のバトンが世代から世代へと渡されました。

最終日、乾燥して出来上がったばかりのベイビードラムの最初の産声を聞きます。
これは言葉にできない今生で一番美しい時でした。

役行者様のお社と、狛犬(初めて怖いと思った狛犬様です笑)、榊の根元にあるのは天から来たという天石。

知らぬ間に写真を撮っていただけて大感謝です。

最終日は白装束に着替えて天河大辨財天社昇殿参拝。参加者30名の皆様と(感涙)
皆様、セラピストやヒーラーさん、ミュージシャンなどお仕事のエキスパートでいらっしゃって、
数々の新しい出会いに感謝です。
一人一人名前を呼ばれて玉串を奉納します。
このドラムとともに生きていくことを宣言し、地球とそこに住まう全ての生命のために祈ります。

33台の誕生したばかりのメディスンドラム達。
新しい命と祈りを吹き込まれて日本中に旅立ちます。

貴重なお写真も使わせていただき、スタッフの皆様には心から感謝申し上げます。
またメディスンドラムと天河大辨財天社に里帰りすることが出来ますように。

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高知に帰ってきてから不思議なことがありました。

見えるかな?一番高い棚の上にメディスンドラムさん置いてみたよ。

いつものようにお昼休憩でランチへ。
しかし、どういう訳か私はどこへ行っても透明人間のように見えないのか、
着席すらも出来ないまま5軒のお店に振られ続け(涙)ランチジプシーになってしまいました。
高知市中央商店街を隅から隅まで歩いてヘトヘトで、なんとかお弁当をゲットしドゥニのある
おびさんロード通りへ戻ってきた途端に。。。

私の右隣に大きな温かい気配を感じるのです。

と、「こんな場所なのね…フンフン(鼻息)」
大きな牝鹿さんの気配が。。

自分がやってきた場所を見て回りたかったようです。
その後彼女は、お店にいるより自宅のほうが落ち着くらしく、毎朝の祈りの時間に
生命の鼓動を聞かせてくれます。



メディスンドラム制作という輝かしい舞台の裏側では、スタッフの皆様がワークショップの準備から解散まで細心の注意をはらい支えてくださっています。

開催場所が神社である以上、糸くず一つ落として帰ってはいけません。

お掃除タイムに岡野ご夫妻が仰っていた、


「来た時よりも美して帰る」

この言葉は深く心に染み入りました。
それは、神社でのワークショップだけに当てはまることではなくて、
私達人間が地球に誕生して、また元居たところへ還っていくまでの永遠の問い


「なんのために生まれてきたのか?」

への答えとなりました。

地球はたくさんの美しい生命で溢れた魂の学び場、精神霊的成長の貴重な惑星です。
私達はここに転生し、たくさんの生命、精霊、大自然に出会って愛を学び、自分を知り、
感謝して、なにかに貢献し、もれなくこの地球を去っていきます。

今の地球は未曾有の転換期にあり、人類の誤った環境破壊、それに伴う災害や人災、戦争で苦しんでいます。
山や森で幸せに暮らしていた生き物たちが、里山まで降りてこなければ生きていけない状況は、
大自然の調和が崩れてしまった現れです。
それだけでなく、海も都市も人心も地球は今様々な問題を抱えています。

「私が生まれてきたときより、地球を美しくして帰りたい」

これは難しいかもしれませんが、森羅万象は私達の心の現れです。
美しい心は美しい世界を創ります。

そして天河大辨財天社名誉宮司である柿坂神酒之祐様のお言葉

『神事とは掃除である』

なにかを付け足すのではなく、何者かに成るのではなく、自分の内外の掃除を続けていけば
不要なものが消えてなくなり
本来の生まれたままの輝かしいあなた(魂)が在るだけなのです。

天河大辨財天社がいつまでも地球の輝かしい聖地でありますことをお祈り致します。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

正直、許可は頂いたものの本殿のお写真や集合写真は掲載しようか迷いました。
しかし、一人でも多くの方に天河で行われているこのワークショップの存在と意義を知ってほしかったです。
このワークショップは、世界に先駆けて活動されている最も偉大な立て直し、地球と生命への感謝と癒やしであると実感します。

岡野弘幹氏による奉納演奏です。
天河の祈り、音霊が世界に響き渡りますように





ドゥニクリスタルへ続く

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綺麗な写真がたくさんあります!是非見にきてください!